2010年11月7日日曜日

RFC 2821、RFC 2822を更新する形で、RFC 5321、RFC 5322が発行

昨年(2008年)の10月に出ていたらしい。
詳しくは下記↓

SMTPのRFC規約改定

抜粋します。


Section 2.1で送信用途にのみSMTPを利用する、
いわゆる(Mozilla ThunderBird などの)メール
クライアントはRFC 4409のMessage Submission Protocol
を使用するように推奨しています。

Message Submission Protocolの詳細は割愛しますが、
メールを送信(投函)するだけの場合はSMTPの
25番ポートではなくMessage Submissionの587番
ポートでサービスにアクセスするべきということです。

日本国内では多くのISPがスパムメール送信防止
のためにOutbound Port 25 Blockingを実施している
場合も多いので、既にMessage Submission Protocol
の利用は一般的となっていますね。



Section 6.2ではいわゆる「迷惑メール」に触れています。
要約すると以下のような感じです。

○全てのメールに対してバウンスメッセージを返す
という方針は実用的ではない。

○無闇にメールをドロップすることはインターネット
メールの信頼性を台無しにしてしまう。

○無効なリターンアドレス(エンベロープのFrom
アドレス)のメールは本当に無効と判別できたときに
のみにドロップするべき。

○敵意を持った内容(これを決めるのは本仕様の範囲外)
のメールに対する受け側に有用であると判断できない
限りはバウンスメッセージを送信すべきでない。

メールのバウンスを悪用したスパムメールが横行して
いる現状を踏まえた記述となっているのですが、結局
どうすればいいの?という感じです。

簡単にメールをドロップしてはだめだけど、悪意のある
メールにはバウンスメールを返すな。ということが
言いたいのでしょうけど、そんな都合のいいこ
とが簡単にできれば苦労しませんね…。
迷惑メール対策が世界的に標準化されつつあるという感じですね。

RFC 2821で"A RR"(Address Resource Record)
となっていた箇所が、"address RR"となっていました。
これはIPv6のアドレス資源レコードが"AAAA RR" で
あるためです。

また、Section 5.2でIPv4とIPv6のデュアルスタック
に関する記載が追加されています。
RFC 3974(SMTP Operational Experience in Mixed
IPv4/v6 Environments)では標準としては十分でない
としていますが、ローカルな状況を考慮して、IPv4と
IPv6相互の運用を容易にするメカニズムを供給する
ことが望ましいと述べています。


IPV6、、、まだ触れたことがないので、あまり実感がないです。
実用されているところを見たり経験してみたりしたいですねー。


- J. Klensinさんの住所が変更。


個人的にはここが一番うけた。


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